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武蔵 残留決める!リーグ戦初ゴールとの“W達成”だ

[ 2016年11月3日 05:30 ]

リーグ戦今季初ゴールを決めて新潟をJ1残留に導こうと燃えるFW鈴木(手前)

 新潟は2日、聖籠町のクラブハウスで3日のリーグ最終戦となるホーム広島戦に向けた最終調整を一部非公開で行った。2戦連続先発出場が濃厚なFW鈴木武蔵(22)はチームをJ1に残留するためにゴールという結果を出して勝利に導こうと燃えている。 J1年間順位表  第2S順位表

 J1残留を決める大事な決戦を前に鈴木の表情が一段と引き締まってきた。「早く、明日になって、勝利したい」。鈴木は“勝利”の二文字だけを追い求めている。

 最終節を前にJ1降格圏の16位名古屋と勝ち点が30で並び、得失点差でかろうじて15位にいる状況。最終節は前節のG大阪戦で退場になったMFレオ、FWラファエルが出場停止、DF舞行龍が累積警告で出場停止、広島から期限付き移籍のMF野津田が契約の都合上出場できないピンチにも「ここまできたら吹っ切るしかない。やるだけ」と闘志をみなぎらせていた。

 鈴木がルーキーだった2012年も残留争いに巻き込まれ、最終節(ホーム札幌戦)で勝利し、17位から15位に順位を上げて奇跡の残留が決まった。そのときに鈴木は後半から途中出場している。「あのときは先輩たちの残留に懸ける思いの強さに気づいていなかった。“残留できるでしょ”って思ってました」と振り返るが今は違う。

 4年間でリオ五輪代表に選ばれたり、チームを引っ張る若きFWとして成長を遂げた。「絶対にチームを落としちゃいけないし、来年もっと新潟の力をJ1で見せないといけない」と何としてでも残留させようという思いは強い。

 そのためには、FWらしくゴールを決めてチームに貢献するしかない。10月22日の浦和戦、前節のG大阪戦と惜しいシュートが続いている。今季リーグ戦でのゴールは決めていないが「ゴールに近いところまで来ている。ゴール前で落ち着いて、思い切り打ってビッグチャンスを決めたい」と今季リーグ戦初ゴールでチームを残留に導くつもりだ。

 ▼新潟の残留条件
 ○→甲府、名古屋いずれかが△か●ならば残留
(磐田が●で得失点差など決着のケースもあり)

 △→甲府が●か、名古屋が△か●ならば残留

 ●→名古屋が●の場合のみ可能性があり、(1)得失点差(2)総得点で名古屋を上回れば残留

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2016年11月3日のニュース