×

楢崎の涙、闘莉王「誰にも見せたくなかった」自身涙なしも来季明言せず

[ 2016年11月3日 17:10 ]

明治安田生命J1第2S第17節 ( 2016年11月3日    パロ瑞穂 )

湘南に1―3で敗れて初のJ2降格が決まり、肩を落とす名古屋・闘莉王(手前左)、永井(右端)ら

 最終戦で湘南に敗れ、クラブ初のJ2降格決定。8月末に電撃復帰して攻守に奮闘しながらも名古屋をJ1残留に導けなかった元日本代表DF田中マルクス闘莉王(35)は悔しさを押し殺すように「サッカー人生のいろんな良い出来事を、きょうの残留に替えても良かった。非常に悔しい思いでいっぱいです」と絞り出した。

 昨季限りで退団した名古屋へ8月末に電撃復帰。復帰初戦の新潟戦でチームを勝利に導くなど、センターバックとして、時には前線へ上がってFWとしてチームを引っ張った。だが、無念のJ2降格。「この7試合に人生をかけてきた。この7試合にいろんな思いをかけてやってきただけに、まだ心の中で整理付かない」と来季に向けて明言することはなかったが、「こうやってサポーターを悲しませるのはつらい。強いグランパスを作るには、関わっている人が同じ方向に進んでいくことを願っている」とつぶやいた。

 闘莉王に涙はなかったが、元日本代表GK楢崎正剛(40)は涙。「ナラさんのね、誰にも見せたくなかった。申し訳なかった。あの人は悲しい思いをしてはいけない人。申し訳ない」と悔やんだ。

続きを表示

この記事のフォト

2016年11月3日のニュース