ここでもハリル流…本田、清武に加え麻也、岡崎、原口もＦＫ練習

ハリルホジッチ監督（右）が見つめる中でフリーキックの練習をする吉田

日本代表合宿

（6月8日 横浜市内）
　ＦＫ練習でもハリル流が導入された。６対６の後に行われたＦＫ練習では、以前からプレースキッカーを務めている本田や清武に加え、ハリルホジッチ監督の指名で普段キッカーを務めない吉田や岡崎、原口が加わって練習。ダミー人形５体を壁に見立て、左右から黙々と蹴り込んだ。成功したのは本田と原口が１本ずつで、他３人は０。それでも新たな改革を感じさせる１５分間だった。

　ハリルホジッチ監督はかねて、現代サッカーでは得点の３３％がＦＫから生まれていることを指摘。引いて守る相手が多いＷ杯予選を勝ち抜くための“秘策”として、敵陣でのＦＫ獲得を増やすことを目指している。岡崎は「気分転換になったけど、自分が蹴るならもっと練習しないと。きょう蹴った感じでは（自分の）可能性は低いと思う」と話したが、キッカーの選択肢が増えれば、日本代表の得点パターンも増えることになる。