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岩田 クラブW杯決勝進出ならず…南米王者に善戦も延長戦で惜敗

[ 2014年12月19日 05:30 ]

準決勝でサンロレンソの選手と競り合う、オークランドの岩田(右)

 トヨタ・クラブW杯は17日、モロッコのマラケシュで準決勝が行われ、DF岩田卓也(31)が左サイドバックでフル出場したオセアニア代表のオークランド(ニュージーランド)は、南米王者のサンロレンソ(アルゼンチン)に延長の末1―2で敗れた。サンロレンソは20日(日本時間21日)の決勝でレアル・マドリードと対戦。オークランドは同日の3位決定戦でクルスアスル(メキシコ)と対戦する。

 オセアニア勢初の4強入りを果たしたアマチュア軍団オークランドが、アルゼンチンの名門相手に互角の戦いを演じた。1点を追う後半22分にMFベルランガが同点弾を決めて延長へ。延長前半に失点しても反撃し、延長後半8分、MFペインのシュートは左ポストを叩いた。ボール保持率では57―43と上回り、3戦連続フル出場した岩田は「セミプロとしては4強でも快挙かもしれないが勝てない相手ではなかった」と悔しがった。

 選手全員がアマチュアで、弁護士やスポーツ用品店の店長もいる。日本でもプロ経験のない岩田はサッカースクールのコーチと配送業務をこなしながらプレー。そんな“雑草軍団”がスペイン人のトリブリエチ監督の下、週5回の練習でパスをつなぐサッカーに磨きをかけた。岩田は3位決定戦に向けて「絶対に勝ちます。世界の3位を目指す」と気持ちを切り替えた。

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2014年12月19日のニュース