北九州　湘南からＧＫ阿部が完全移籍　トライアウト参加も「心から感謝」

　Ｊ２北九州は１９日、来季Ｊ１に昇格する湘南からＧＫ阿部伸行（３０）を完全移籍で獲得したと発表した。

　東京都出身の阿部はＦＣ東京Ｕ―１８、流通経済大を経て０７年にＦＣ東京入り。１１年から湘南に移籍していた。通算でＪ１リーグ戦１３試合、Ｊ２リーグ戦３７試合に出場。今季は公式戦出場がなく、シーズン後には湘南から来季の契約を更新しないことが発表され、Ｊリーグ合同トライアウトに参加していた。

　北九州を通じ、「自分自身、サッカーができなくなるかもしれないという状況の中、今回、北九州さんから 声を掛けていただき、心から感謝しています。自分のできることを自分らしく、しっかりと やり通したいと思っています。応援よろしくお願いします」とコメント。

　湘南を通じては「自分のサッカー人生で、一度は続けられないかもしれない状況だった中、続けさせてくれたチームに４年間お世話になり、本当に感謝しています。チームや湘南地域の皆さんの期待に応えたいという一心でやってきました。いい時も悪い時も、その想いを一緒に分かち合い戦えたことに、心から感謝すると共に、湘南ベルマーレというチームの一員になれたことをとても誇りに思っています。いまベルマーレが取り組んでいるサッカーは本当に魅力的で、これからの日本のサッカーのひとつのモデルであり、目指すべき方向のサッカーだと思うので、サポーターの皆さんにはこれからも湘南のサッカーをスタジアムで応援してもらいたいと願っています。見ていて本当に気持ちのいいサッカーを、来年以降の選手たちも必ず続けてくれると思うので、これからもぜひベルマーレを応援して下さい。４年間、本当にありがとうございました」と談話を発表している。