神戸６戦ぶり勝った！河本劇的Ｖヘッド「続けることが大事」

＜神戸・新潟＞試合終了間際、決勝ゴールを決め、駆けだす神戸・河本

Ｊ１第１９節 神戸１―０新潟

（8月9日 ノエスタ）
　人一倍の神戸愛を持つ男が劇的ゴールを突き刺した。前半３分にマルキーニョスがＰＫを失敗したのを皮切りに、決定機を次々と外して迎えた後半ロスタイム２分、河本が左ＣＫをヘディングで合わせ決勝点を挙げた。「きっかけが欲しかったし、勝てて良かった」と安どの笑みを見せた。

　地元・滝川二高から０４年に神戸入りし主力に定着。だが１２年に当時の西野監督の構想から外れて大宮へ移籍した。新天地では躍進したチームの中心選手として活躍し、翌年の契約延長オファーも受けた。しかし最終的にＪ２に落ちた地元クラブへの復帰を選ぶと、主将に任命されて１年でのＪ１帰還の公約を達成。今季はケガなどで苦しい時期を過ごしながらも、リーグ５戦勝ちなしと夏場に苦しむ神戸を救った。

　「次から続けられたら意味あるものにある。続けることが大事」。堅実にチームを支える２８歳が逆襲の中心となる。