2点差からドロー生んだ「チーム柏」の一体感 下部組織充実に力

[ 2014年8月10日 10:42 ]

<横浜・柏>前半、横浜のラフィーニャ(右)をマークする柏・秋野

J1第19節 柏2―2横浜

(8月9日 日産ス)
 2点差を追い付いて横浜と引き分け。柏は躍動感があるサッカーで最後まで攻め続け、未来を感じさせた。歴史がチームを変えた。06年にJ2降格、1年で復帰しながら10年に再びJ2へ。この時、経営陣は「クラブとはどうあるべきか」を真剣に論議し、出した結論が「下部組織を含めたクラブの一体感」だった。

 大金をはたいて補強するのはやめた。下部組織の充実に力を入れ、トップチームからユース、ジュニアユースまで同じサッカーを目指した。練習場が同じ場所にあることを生かし、ユースの選手にトップの選手がサッカーに取り組む姿勢を学ばせた。欧州の強豪クラブにも共通する環境。下部組織からいい選手が育ち、今季は日本人選手22人中、13人が柏の下部組織出身になった。

 11年にJ1昇格でいきなり優勝。翌12年以降も天皇杯やナビスコ杯などタイトルを獲り続けている。柏は変わった。この試合もアウェーで横浜と引き分けて、みんなが悔しがった。いずれもCKでアシストしたのは下部組織出身の秋野と太田。途中出場でいい守備を見せた小林も柏U―18から昇格2年目の成長株。柏がJリーグの理想の形の一つとなるはずだ。

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