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新潟 痛恨ロスタイム失点で黒星 柳下監督「ひどいゲーム」

[ 2014年8月10日 05:30 ]

<神戸・新潟>前半、ペドロ・ジュニオール(左)の突破を止める大井

J1第19節 新潟0―1神戸

(8月9日 ノエスタ)
 新潟はアウェーで神戸に0―1で敗れ、今季初の連勝を逃した。0―0で迎えたロスタイムにCKから失点。勝ち点は25のままだが、順位は10位で変わらなかった。

 3分間のロスタイムも半分を過ぎた後半47分だった。神戸の左CK。最後の集中力を発揮する場面で、DF河本にヘディングシュートを押し込まれた。明らかに疲れが見えた神戸を崩しきれない中、セットプレーで持ちこたえられなかった。

 まさかの失点に選手はガックリとうなだれた。だが、柳下監督は「ひどいゲームだった」と切り捨てた。「特に前半はひどかった。神戸のミスに助けられた。後半は、神戸の動きを見ると勝ち点3を取れたが、自分が自分がというバラバラのプレーが見られた」。その上で「90分間トータルしたら、勝ち点0は仕方がない」と話した。

 今季初の連勝を期して前節のホームC大阪戦と同じ先発で臨んだ。試合開始直後の前半2分。DF李明載(イミョンジェ)がFWペドロ・ジュニオールを倒してPKを与えたが、マルキーニョスがPKを外す運があった。その後も攻め込まれたが、GK守田の好守や相手のシュートミスに助けられた。

 後半は、シュート数が前半8に対し、後半が1だった神戸の明らかな減速に乗じて攻め込んだ。16分にFW田中達に代わって、前節ゴールを決めた成岡をFWで投入。24分にはFW岡本に代えてFW鈴木を入れた。しかし「最後のコンビネーション、イメージが合わない」と柳下監督。前後半計13本のシュートはネットを揺らさなかった。

 連敗を抜け出したC大阪戦から1週間。今季初の連勝はまたもお預けとなった。「昨季終盤の5連勝はたまたまだったと思う。一つ勝つと安心するきらいがある。勝ち続ける喜びをもっと、植え付けていきたい」と柳下監督は話した。最後の最後で踏ん張りきれなかった敗戦が、それを象徴しているようだった。

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2014年8月10日のニュース