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イグアイン千金弾!アルゼンチン、ベルギー下し24年ぶり4強

[ 2014年7月6日 02:55 ]

ベルギー戦で先制ゴールを決めメッシ(背中)と抱き合って喜ぶアルゼンチン代表FWイグアイン(右)(AP)

W杯準々決勝 アルゼンチン1―0ベルギー

(7月5日 ブラジリア)
 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会第21日は5日(日本時間6日)、ブラジリアなどで準々決勝が行われ、アルゼンチンがベルギーと対戦。前半8分にFWイグアインが挙げた先制点を守り抜いて1―0で勝利し、24年ぶりとなるベスト4進出を決めた。
【試合結果 決勝T】

 DFロホを出場停止で欠くアルゼンチンは左SBにDFバサンタを起用。CBにDFデミチェリスが今大会初出場。中盤にはMFビグリアを抜てきするなど初スタメン3人が入る布陣となった。

 一方、ベルギーは19歳のFWオリジが米国戦に続きスタメン起用。その米国戦からの変更は1枚。MFメルテンスに代わって右サイドにはMFミララスが入った。

 試合はアルゼンチンがあっさりと先制。前半8分、MFディマリアが右サイドを駆け上がったDFサバレタへスルーパス。このボールが相手に当って方向が変わるとちょうどFWイグアインの足元へ。これを右足ダイレクトボレーでゴール左隅へ巧みにコントロールし、ネットを揺らす。今大会得点のなかったFWイグアインに待望のゴールが生まれた。

 先制したアルゼンチンだったが後半28分にアクシデント発生。FWメッシからの意表をつくロングスルーパスに反応したMFディマリアがペナルティエリア手前でシュートを放ち、DFコンパニーにブロックされ弾かれてしまう。するとMFディマリアが右太ももを痛めた様子で一度ピッチの外へ。戻ってプレーを続けたMFディマリアだったが後半33分に再び動きを止め倒れこんでしまいMFペレスと途中交代。ゆっくりと歩きながらベンチへと退いた。

 1点を追いかけるベルギーは同42分に左サイドのスローインからチャンス。DFフェルトンヘンが左足で鋭いクロスを入れ、ニアサイドに走り込んだMFミララスが頭で合わせるもボールはわずかに枠の外で前半終了。ボールを持ってもなかなか相手を崩せない展開が続き、FWオリジもボールタッチわずか9回と攻撃にうまく絡めなかった。

 後半に入り最初のチャンスを掴んだのはアルゼンチン。同10分、MFアザールからボールを奪ってカウンター。FWイグアインがドルブル突破でDFコンパニーの股をぬいてエリア内に進入し右足でシュート。しかし、ボールはクロスバーに直撃しゴールならず。

 後半に入ってもリズムの作れないベルギーは後半15分、FWオリジとMFミララスをベンチに下げFWルカクとMFメルテンスを投入。一気の2枚替えで徐々にペースを奪うと、同30分にはMFアザールに代えMFシャドリを投入し勝負をかける。

 ここまで4試合全て後半25分以降に得点しているベルギーだったが最後までゴールを割れず。28年ぶりの4強進出には届かなかった。

 アルゼンチンが終盤の猛攻を粘り強い守備で凌ぎきり、準決勝へと駒を進めた。

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2014年7月6日のニュース