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神戸 2連敗からの4連勝!クラブ史上初のナビスコ杯予選L突破

[ 2014年6月2日 05:30 ]

仙台を撃破し準々決勝進出を決め、安達監督(左から2人目)に水をかけ喜ぶ神戸イレブン

 ナビスコ杯は各地で予選リーグ最終節があり、A組の神戸がホームで仙台を2―1で下し、清水をかわして2位に滑り込み、クラブ史上初の決勝トーナメント進出を決めた。試合がなかったG大阪は1位での突破が決まった。B組は浦和と柏が決勝トーナメントに進出した。

【試合結果 予選リーグ順位表】

 神戸がまた一つ新しい扉をこじ開けた。開始47秒と後半ロスタイム3分のゴールで仙台をねじ伏せ、鹿島に敗れた清水をかわして最終節で2位に浮上。2連敗からの4連勝でクラブ史上初の予選突破を決め、スタジアムとベンチが一体となって喜びを分かち合った。

 全6試合に先発の森岡は先制点を決めた後にミス連発と疲労の色を隠せなかったが、最後にペドロ・ジュニオールの決勝点をアシストし10番の役割を果たした。「実力的にはもっと上にいける。4連勝は全然できると思っていた」とさらなる高みを見すえた。

 開幕から2連敗で最下位に沈み得失点差もマイナス5。中断前最後のリーグ戦の清水戦(5月17日)後、安達監督は残りの4試合で主力休養と新戦力活用の方針を表明した。しかしマルキーニョスとペドロが反論。「最初から捨てゲームはやめて勝ちにいこう」と出場を直訴し指揮官を翻意させた。2人は故障と体調不良でフル出場とはいかなかったが、チームメートが発奮。控え選手が結果を残すプラスアルファも手にした。

 最高の雰囲気で中断期間に入るヴィッセルに初タイトルの予感が漂い始めた。

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2014年6月2日のニュース