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清武 徹底すれば「崩れる」コートジボワール攻略に糸口

[ 2014年6月2日 05:30 ]

遠藤(右から2人目)と競り合いながらパスを出す清武(手前)

日本代表 W杯事前合宿 

(6月1日 米国・クリアウォーター)
 ザックジャパンにとってW杯浮沈のカギを握る初戦。そこにつけ入る隙を見つけた。コートジボワールの攻略法を口にしたのは清武だ。代表宿舎のリラックスルームには対戦国のDVDなどが置いてあり、チームメートとともに親善試合ベルギー―コートジボワール戦(3月5日)をチェックした。

 2―2の引き分けに終わった一戦を振り返り、「速いし、強い」としながらも、見えてきたのは守備陣の微妙なほころび。「同じサイドをしつこく攻めれば、ちょっとずつ崩れていた」と勝ち点3獲得への糸口を見つけた。

 通常、片方のサイドが手詰まりとなった時には、スペースのある逆サイドへ展開して攻め直すのがセオリーだ。だが、もともと守備の連係に難のあるコートジボワールには「サイドチェンジも良いけど、同サイドを突くのもいいかなと思う」と清武は言う。相手が密集していても、徹底的に同じエリアを攻めることで、少しずつマークをずらすことが有効な攻撃手段となる算段だ。

 30日のコートジボワール―ボスニア・ヘルツェゴビナ戦。1―2で敗れたコートジボワールは、この試合でも、センターバック2人の判断や連係のミスからピンチを招いた。もちろん、代表スタッフも視察しており、今回の情報もまたチームに還元される。

 日本代表は選手だけでミーティングを開いたが、W杯に向けた一体感を生み出すのはもちろんのこと、戦術、攻め方といった確認の場ともなりそうだ。

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2014年6月2日のニュース