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【出場国チェック・B組】スペイン ジエゴ・コスタで完成 最強パスサッカー

[ 2014年6月2日 10:44 ]

期待がかかるスペイン代表1トップのジエゴ・コスタ

 デルボスケ監督が5月31日に発表したW杯代表23人に、故障離脱中のFWジエゴ・コスタが含まれていた。ブラジル生まれのストライカーは同24日の欧州CL決勝で右太腿裏の肉離れを再発させ、全治15日間の診断。前回決勝の再現となるオランダとの1次リーグ初戦(13日)には万全の状態で臨めそうにないが、指揮官は1トップ候補だったジョレンテやネグレドを落としてメンバーに残した。

 今季のジエゴ・コスタはファルカオが抜けたAマドリードでエースとなり、C・ロナウド、メッシに次ぎリーガ・エスパニョーラ3位の27得点。サイドもこなし、守備でも貢献するだけに、過去2度代表に招集したブラジルのフェリペ監督は「W杯代表にも招集するつもりだった」という。だが、18歳から欧州でプレーするジエゴ・コスタは名将の誘いを拒否。二重国籍を持ち、自身を育ててくれたスペインでW杯へ行くことを選んだ。

 シャビ、イニエスタ、シャビ・アロンソらが軸のポゼッションサッカーは健在。その割に欧州予選8試合で14得点とスペインの課題は明白だ。史上3チーム目のW杯連覇には、決定力抜群のエースの復活が欠かせない。

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2014年6月2日のニュース