本田　大久保との連係に期待「ノビノビとやってほしい」

記者の質問に答える日本代表ＭＦ本田

日本代表　Ｗ杯事前合宿　

（6月1日 米国・クリアウォーター）
　【本田に聞く】

　――これからザッケローニ監督との戦術の擦り合わせが重要になるか。

　「それは今更でしょ。今まで散々やってきた。意見の擦り合わせは妥協なくやってきましたから」

　――監督は走ることを求めているが。

　「チームとして動かないと攻守において優勢は保てない。もちろん、ブラジルも暑いと聞いているので、満足いかない走りもあるかもしれないけど。理想は９０分間全員がキッチリ走ること。今はそこを追い求めているが、できなかったときのシチュエーションやゲーム展開も大事になる」

　――初戦までに改善するべきは。

　「精神的な部分が多い。そういうものが全員がやるべきことがクリアになった時、良いイメージが合うんじゃないかと思う。感覚的な問題だけど、ぶっつけ本番で合えば良いと思っている。そのための準備として、より自然体で準備することが大事になるというのが自分の考え」

　――（外国メディアと英語でやりとり）Ｗ杯で優勝はまだできると思っているか。

　「世界を驚かせたい。自分たちを信じて、スタイルを信じる。Ｗ杯を見ていてください」

　――Ｗ杯は最後か。

　「そうなるか分からないけど、そういう気持ちでプレーすべき」

　――コスタリカ戦の位置付けは。

　「全てが大事。結果も内容も。その全てが自信につながる」

　――（再び日本語で）大久保との連係は。

　「オールラウンダーなんでね。走れるし、シュートも決めるし、パスもつなげる。今更言う必要はない。まあ、とはいえ、変なプレッシャーはかけないでほしい。嘉人さんにはノビノビとプレーしてほしい」