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大久保 ブラジルでも13番希望「イメージ付いているでしょ?」

[ 2014年5月17日 07:13 ]

女性ファンと日の丸の旗を持ち、記念撮影するFW大久保。「17日の新聞、決まりだね」と一言

 逆転でのW杯メンバー入りを果たした川崎FのFW大久保が、Jで加速して大舞台に乗り込む。18日にW杯中断前最後のホーム横浜戦を控えるが「日本代表に入るためでなく、得点王になるために点を取っている。代表とは全く関係ない」と目の前の試合に集中することを強調した。

 昨季は26得点で自身初タイトルを獲得し、目下リーグ2位の8得点。「リーグ戦には良いイメージがある」。好調を維持するリーグ戦でゴールを奪い、上昇気流に乗る。

 悪い流れを断ちきりたい。ブラジル切符獲得後の14日に行われたFCソウルとのACL決勝トーナント1回戦では、シュート1本で不発に終わった。チームも勝利しながらアウェーゴール規定で敗退。大久保は「ACLは忘れる。リーグ戦に集中できる。ポジティブに捉えたい」と前を向く。18日の相手は中沢、栗原を擁する堅守の横浜。試合後には壮行会を企画中で「勝って(壮行会を)やらんとね」と、暗雲を振り払う決意を込めた。

 最後の試合と同様に、代表での戦いも“普段着スタイル”を望む。代表の背番号は25日に発表になる。「チームでも13をつけているから13がいいな。(思い入れは)特にないけど、13のイメージが付いているでしょ?」。10年南アフリカ大会は16番をつけたが、2度目のW杯は神戸時代から今もつけるなじみの13番を希望した。

 15日には、12年2月以来となる代表ユニホームに袖を通して日本協会に送付する写真を撮影した。「背番号が入ってなかったよ。(背番号が)入った時は気持ちが違うと思うけど、焦らず、ゆっくり行きましょうよ」。まずは横浜戦。W杯仕様の戦闘服が出来上がる前に、きっちり仕事をこなす。

 ▽日本代表の背番号13 98年W杯フランス大会はDF服部(磐田)が付けたが、出場機会なし。02年日韓大会、06年ドイツ大会はFW柳沢(鹿島)が背負い、02年3試合、06年2試合の計5試合出場。だが、両大会とも無得点に終わった。10年南アフリカ大会はDF岩政(鹿島)が付けたが出場なし。ザックジャパンでは長らくMF細貝(ヘルタ)が着用。12日のメンバー発表で落選し、予備登録メンバーに回った。

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