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中断前ラストマッチで浦和が首位返り咲き 鹿島は3連敗でストップ

[ 2014年5月17日 20:52 ]

<浦和・C大阪>後半32分、決勝ゴールを決めイレブンと喜ぶ浦和・関根(中央)

 J1リーグ戦は17日、各地でワールドカップ(W杯)ブラジル大会前最後となる第14節の7試合を行い、浦和がホームでC大阪に1―0で競り勝って3節ぶりに首位に立った。

 浦和は後半32分に高卒新人MF関根貴大(19)が挙げたゴールを日本代表GK西川周作(27)を中心に守り切り、5試合連続の無失点。C大阪の日本代表FW柿谷曜一朗(24)と同MF山口蛍(23)はともに先発したが、不発に終わった。

 前節まで3連勝で首位だった鳥栖は、前節17位でJ2降格圏内に沈む大宮と1―1で引き分けて2位に転落。W杯の予備登録メンバーに入っている鳥栖のFW豊田陽平(29)は0―1で迎えた後半38分に自ら得て蹴ったPKを1度は相手GKにはじかれながら左足で押し込み、今季8得点目をマークした。

 前節まで4試合連続無得点だった甲府は、元日本代表MF水野晃樹(28)が古巣相手に“恩返し弾”を決めるなど大量点を挙げて柏に3―0で完勝。清水は1―1で神戸と引き分け、5試合連続勝ちなしとなった。

 名古屋は前半5分に元日本代表FW永井謙佑(25)のゴールで先制したが、直後の11分に元日本代表FW田中達也(31)のゴールで追いつかれて新潟と1―1で引き分けた。

 FC東京―G大阪は今節最多のW杯メンバー出場試合となったが、GK権田修一(25)とDF森重真人(26)が先発したFC東京がMF遠藤保仁(34)とMF今野泰幸(31)を擁するG大阪に3―0で快勝して5試合ぶりの勝利。G大阪の連勝は2で止まった。

 98年フランス大会から4大会連続でW杯に代表メンバーを送り続け、今回初めて選出ゼロとなった鹿島は、最下位の徳島に1―0で辛勝して連敗を3で止めた。大卒新人FW赤崎秀平(22)が前半24分にリーグ戦初ゴールを決めた。徳島は4試合連続勝ちなしとなった。

 J1第14節の残り2試合、仙台―広島戦と川崎F―横浜戦は18日に行われ、それを最後にリーグ戦は2カ月中断。W杯後の7月19日に再開される。

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2014年5月17日のニュース