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ブラジル出身の国籍変更選手は7人 過去最多、輸出大国健在

[ 2014年5月17日 15:13 ]

 国際サッカー連盟(FIFA)が16日に発表したワールドカップ(W杯)ブラジル大会に出場する32チームの予備登録選手リストで、ブラジル出身の国籍変更選手が5チームに計7人が名を連ねた。地元有力紙フォリャ・ジ・サンパウロによると、全員が最終登録の23人に入れば過去最多となり、選手“輸出大国”の健在を印象づけた。

 ブラジルが開幕戦で顔を合わせるクロアチアはエドゥアルドとサミル、イタリアはモッタ、ロムロと2人のブラジル出身選手を登録した。

 ブラジルとの間で綱引きとなったアトレチコ・マドリード(スペイン)のジエゴ・コスタはスペインのメンバー入り。ポルトガルのぺぺ、チリのゴンサレスも入った。

 同紙によると、自国以外からW杯に出場したブラジル出身選手は、2010年南アフリカ大会の6人が最多。日本もW杯初出場だった1998年フランス大会の呂比須(当時平塚=現湘南)から前回大会の闘莉王(名古屋)まで過去4大会でメンバー入りしたが、今回はいなかった。

 かつてFIFAのブラッター会長は「14年、18年のW杯では大半のチームがブラジル出身の選手ばかりになる」と危惧したが、今大会も「王国」育ちの選手は引っ張りだこのようだ。(共同)

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2014年5月17日のニュース