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柿谷 W杯へ弾みの一発を 浦和戦「勝って帰ってきます」

[ 2014年5月17日 05:30 ]

W杯前ラストゲームの浦和戦に闘志燃やす柿谷

 J1は17日、ワールドカップ(W杯)による中断期間前最後となる第14節の7試合が各地である。アウェー埼玉スタジアムで浦和と激突するC大阪の日本代表FW柿谷曜一朗(24)は、代表戦へ弾みをつけるゴール&勝利に闘志を燃やした。

 W杯前の「ラストマッチ」で、ゴールへの嗅覚を取り戻す。C大阪のエースFW柿谷は16日、大阪市此花区内で紅白戦やセットプレー練習など約1時間半の最終調整を終え敵地に向け出発。今季ここまでリーグ戦1得点に止まっているだけに、発した短い言葉にも期するものを感じさせた。

 「勝って帰ってきます」

 W杯メンバーに名を連ねてから初めて迎えるリーグ戦。爆発の準備は整っている。13日に行われたACL決勝トーナメント1回戦のアウェー広州恒大戦はベンチからスタートした。疲労を考慮された起用にも助けられ、過密日程ながらコンディションは悪くはない。

 浦和との好相性も後押しする。今回と同じ埼玉スタジアムで激突した昨季の最終戦では、2ゴールを決めて5―2の圧勝に導くとともに、チームにACL切符をもたらす大車輪の活躍を見せた。「(去年のことは忘れて)今年のイメージでやる」とエースは過去に関心を示さなかったものの、悪い気はしないはずだ。

 浦和は現在4試合連続無失点と堅守を誇る上にGKは国内No.1守護神の西川。W杯戦士同士の直接対決となるものの「そんなんは関係なしに頑張ります。今は明日の試合のことだけ考えている」と“点取り屋”として役割を果たすことだけに集中する。

 代表勢に大きな注目が集まる一戦のチケットは完売。5万人を超えるサポーターで赤く染まるスタジアムで、日本代表ストライカーが日の丸にふさわしい実力を見せつける。

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2014年5月17日のニュース