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四方から日本代表にブーイング 金正日総書記たたえる歌の大合唱も

[ 2011年11月15日 17:14 ]

W杯3次予選 日本―北朝鮮

(11月15日 平壌)
 敵地そのものだった。サッカーの日本代表が15日夕、北朝鮮戦に臨んだ平壌の金日成競技場では、バックスタンドに「チョソン イギョラ(朝鮮 勝て)」と特大の人文字。5万人収容の競技場を北朝鮮の市民が埋め尽くし、わずかな人数の日本人サポーターの声を怒号がかき消した。

 北朝鮮側は日本人サポーター枠を150人に限った上に、日の丸、鳴り物、横断幕の3点セットの持ち込みも禁じた。スタンドには赤旗や北朝鮮国旗がはためき、メガホンと太鼓の音が競技場を揺るがした。

 キックオフ前から北朝鮮側は一糸乱れぬ応援を展開し、ウエーブを繰り返す。金正日総書記は勇敢だとたたえる「正日峰の雷鳴」の大合唱も。ピッチに日本代表が現れると四方からのブーイングがこだました。

 試合開始後、日本がボールを奪うと怒号。北朝鮮が日本ゴールに迫ると耳をつんざくような声援がわき起こった。(共同)

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2011年11月15日のニュース