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J2降格…けが人に泣いた湘南、京都は最多4度目

[ 2010年11月14日 18:48 ]

 4試合を残し、J2降格2チームが決まった。

 最多4度目の降格。7月末に緊急登板した京都の秋田監督はぼうぜんとした表情で「点を取れず、チームを支えることができるリーダーもいなかった」と原因を話した。4~8月は17戦白星なし。選手は自信を失い「本来の力すら出せなくなった」と柳沢は言う。
 1点を追うこの日のハーフタイム。監督は「何を怖がっているんだ。プロとしてしっかり戦え」としっ咤した。だが、現役時代さながらの熱い言葉も選手に届かなかった。新人監督に傾いたチームの再建は荷が重すぎた。
 湘南の11季ぶりのJ1は力なく1年で終わった。無残な5失点。反町監督は「この結果が現在地を示している」と険しい表情で「就任2年で天国と地獄を味わった」と言葉をつないだ。
 主力DF村松は前日のねんざで欠場し、最後まで負傷者に泣かされた。今季、ジャーンやアジエルら実に13人が手術。財政的に苦しい台所事情で補強もままならず、小クラブの悲哀が漂った。反町監督は「地獄を見たやつは強いと言われるようにならないと」と雪辱を誓った。

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2010年11月14日のニュース