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香川、V弾に8万人歓喜!ドルトムント首位快走

[ 2010年11月14日 06:00 ]

後半、先制点を決めてガッツポーズするドルトムントの香川

 【ドルトムント2―0ハンブルガーSV】ドルトムントの日本代表MF香川真司(21)が2試合連続ゴールを決めた。12日にホームで行われたハンブルガーSV戦にトップ下で先発出場し、後半4分に右足で今季リーグ戦6点目となる先制ゴールを叩き込んだ。後半25分のチーム2点目の起点にもなって、2―0の快勝に貢献した。ドルトムントは、リーグ戦11試合負けなしで首位を快走している。

 左コーナーポストへ向かって走りだしたMF香川はジャンプしながら右拳を突き上げた。恒例のゴールパフォーマンスを終えると、周りに黄色い歓喜の輪ができた。ドルトムント攻撃陣の中心に背番号23が君臨していた。
 0―0の後半4分だった。右サイドを突破したDFピシュチェクの折り返しを、ダイレクトで右足を合わせる。枠へ正確にコントロールされたシュートは、相手DFに当たってゴールネットに吸い込まれた。「センタリングが速かったから、枠に飛ばすイメージで蹴ったらうまく飛んでくれた」。7日のハノーバー戦に続く2試合連続の今季リーグ戦6点目に、香川は笑顔を見せた。
 ハンブルガーSVが守りを固めたことで、前半は攻撃陣が機能しなかった。うまくパスがつながらず、香川も「(相手が)コンパクトな守備をしてきたので、起点がなかなかつくれなかった」とフラストレーションを感じていた。だが、ハーフタイムに頭をリフレッシュして臨んだ後半立ち上がりのチャンスを生かした。「(気持ちの切り替えがうまくいき)自分自身としても、その点で成長できたと思う」と満足げに振り返った。
 後半25分には香川の絶妙なスルーパスが起点となって、流れるようなパスワークからFWバリオスがダメ押しの2点目を決めた。全ゴールに絡む活躍でチームを11試合不敗へと導いた香川は「首位に立つだけの力はあると思う」と自信満々だった。同33分には、本拠地ジグナル・イドゥナ・パークを埋めた8万観衆の大歓声を受けながら交代。「まだ(ホーム)2点目なので、もっと、もっと決めたい」。香川がゴール量産態勢に入った。

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2010年11月14日のニュース