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“ザックナチオ”短期間で成果、堅守で完封

[ 2010年10月9日 06:00 ]

<日本・アルゼンチン>前半シュートをセーブする川島

 【日本1―0アルゼンチン】前半27分。メッシが蹴ったFKはゴール右上ギリギリに飛ぶ。GK川島が、体をいっぱいに伸ばして両手でクリア。W杯南アフリカ大会の活躍を思い出させる抜群の反応で得点を許さなかった。

 「(FKの)ボールが出てから跳んだ。うまく対応できたと思う。最初の入りは良くなかったけど、修正できた」。後半40分に右内転筋を痛め西川と交代し、9日に検査を受ける予定の守護神だが「勝てたのは素晴らしいこと。いい結果と内容だった。強い相手に良い試合ができた」と白い歯をのぞかせた。
 イタリア伝統の堅い守り「カテナチオ」のザッケローニ版である「ザックナチオ」が、初戦から機能した。代表合宿初日の4日、指揮官はまず守備の整備に着手。DF陣だけを集めて、体の向きやサイドバックのプレスの仕方など細かい約束事を指示した。内田は「監督にはポジションについてブロックをつくってからボールを奪いにいけと言われた。岡田さんの時もそうだったけど、徹底している」と世界の強豪相手に早くも見られたザック効果を口にした。

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2010年10月9日のニュース