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岡崎先制弾!1―0でザックジャパン歴史的勝利

[ 2010年10月9日 06:00 ]

前半、先制ゴールを決め大喜びの岡崎。右は森本

 サッカーの国際親善試合、キリン・チャレンジカップは8日、埼玉スタジアムで行われ、日本が1―0でアルゼンチンを破った。日本は前半19分、長谷部のミドルシュートをGKがはじき、こぼれ球を岡崎が押し込み先制、その1点を守りきった。

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 岡崎が相手GKより一歩早く詰めて先制ゴールを突き刺すと、ザッケローニ監督は手をたたき、拳を力強く握った。新監督の初陣。強豪アルゼンチンを破り、ザック日本が4年後のW杯ブラジル大会へ向けて最高のスタートを切った。

 序盤、飛ばしてきたアルゼンチンに押し込まれた。メッシにドリブルで簡単に突破され、危ないシーンもあった。だが、中沢、闘莉王を欠くDF陣が踏ん張り、GK川島も横っ跳びでシュートを阻んだ。

 4日から始まった合宿で初めて練習を指揮したザッケローニ監督は、短い時間の中で自らの戦術を選手にたたき込んだ。内田が「本当に細かかった」と言うように、プレーを止め、身ぶり手ぶりで丁寧に指示した。攻撃面で与えたテーマは「縦にシンプルに」。前半に先制点を奪った後、長友、内田らが遠めからでも積極的にシュートを放つなど意識は確実に浸透していた。

 「われわれにとってすべての試合がチャレンジ。チャレンジするからには結果を残したい」。そう話していたザッケローニ監督は試合中、ピッチ脇に立ち、指示を飛ばし続けた。過去6度、一度も勝てなかったアルゼンチンをイタリア人指揮官に率いられた新生日本が破った。

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2010年10月9日のニュース