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本田圭、香川“緊急会談”「もっと突き詰めないといけない」

[ 2010年10月9日 06:00 ]

<日本・アルゼンチン>メッシ(右)と競り合う香川

 【日本1―0アルゼンチン】激しく意見をぶつけ合った。前半終了の笛が鳴ると、本田圭と香川が身ぶり手ぶりを交えながら厳しい表情で言葉を交わした。ザックジャパンの攻撃の軸を担う2人が、連係面の向上に向けてピッチ上で“緊急会談”を行った。

 香川は「(本田圭と)いい距離感は保てていたと思うけど、もっと突き詰めないといけない。“(本田圭がボールを持った時に)信じて走るから、動きを見てくれ”という話をした」と明かした。
 ともに出来は悪くなかった。本田圭はトップ下に君臨して、チーム最多4本のシュート。後半11分には右サイド、約27メートルの位置からの直接FKで強烈なブレ球シュートを放ちゴールに迫った。W杯南アフリカ大会の1次リーグ・デンマーク戦以来の得点はならず、代表、クラブを含めた出場16試合連続無得点となったが、何度も見せ場をつくり攻撃陣をリード。前半43分には森本に鬼の形相で指示を出すなど、理想のプレーを追求し続けた。
 左MFに入った香川は深い切り返しなど切れ味鋭いドリブルで攻撃にアクセントを与えた。後半22分には絶妙のパスで本田のシュートを演出。得点に絡むことができずに後半32分に交代し「シュートで終わることができなかった」と反省を口にしたが、豊富な運動量で存在感を示した。

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2010年10月9日のニュース