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メッシ シュート最多5発も不発…無言

[ 2010年10月9日 06:00 ]

<日本・アルゼンチン>ボールを運ぶメッシ(右)

 【アルゼンチン0―1日本】アルゼンチンの背番号10が立ち尽くした。後半ロスタイムのラストプレー。ゴール右20メートルからのFKを直接狙ったメッシだが、壁に阻まれたボールは枠外へ…。終了を告げる笛が無情に鳴った。

 試合に敗れ、無言で競技場を去ったエース。しかし、序盤は「この試合で何かを見せるために日本に来た」という前日の予告を実践するように躍動した。前半7分に持ち味のドリブルで前線に攻め上がり、一度はスライディングでボールを失うも、直後の右クロスを左足で浮かせ、そのままさらに左足でループシュート。わずかにバーを越えたが、場内を沸かせた。同27分はゴール右27メートルのFK。好セーブに阻まれたものの、ゴール右上の枠をとらえた。シュート5本は両チーム最多。存在感は示した。しかし、後半は日本の素早く厳しいチェックに苦しんだ。
 北京五輪で師弟関係を結んだバティスタ暫定監督の正監督昇格へ結果を問われた一戦。「続投してほしい」と訴え、9月19日にバルセロナの試合で右足首を負傷した際も出場を直訴して来日したスーパースターにとっては、苦い結末となった。

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2010年10月9日のニュース