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錦織、劇的勝利に感極まる 準決勝のマリー戦「集中してプレーしたい」

[ 2016年8月13日 12:15 ]

激闘を制し感極まる錦織(AP)
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リオデジャネイロ五輪テニス

 男子シングルス準々決勝が行われ、第4シードで世界ランキング7位の錦織圭(26=日清食品)は同11位のガエル・モンフィス(29=フランス)と対戦。フルセットの末に7―6、4―6、7―6で下し、初の4強入りを決めた。前回覇者のマリー(英国)、第3シードのナダル(スペイン)、1回戦で第1シードのジョコビッチを破ったデルポトロ(アルゼンチン)も準決勝に駒を進め、4強はほぼ順当な顔ぶれとなった。

 タイブレークにもつれ込んだ第3セットは、モンフィスに4ポイント先取される苦しい展開。3連続ポイントで反撃したが、2ポイントをたて続けに奪われ、3―6でモンフィスがマッチポイントを握った。

 万事休すかに思われた錦織だが、追い込まれた状況から5連続ポイントを挙げて劇的な逆転勝利。自身も「信じられなかった」と驚くほどの逆転劇に、勝利の瞬間は感極まって手で顔を覆った。試合後もベンチに座ると顔をタオルで覆い隠して気持ちを落ちつけた。

 あす行われる準決勝で錦織はマリーと対戦する。勝てば日本勢96年ぶりのメダルが確定するが、過去の対戦成績は錦織の1勝6敗。「メダルは目標だが、相手は負け続けているマリーなので集中してプレーしたい。あしたに向けては修正しないと、マリーにはいけない」と気を引き締めた。

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