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錦織、日本勢96年ぶりメダル王手!モンフィスとの激闘制す

[ 2016年8月13日 06:20 ]

モンフィスとの激闘を制し、錦織は雄叫び(AP)

リオデジャネイロ五輪第8日・テニス

(8月12日 五輪テニスセンター)
 男子シングルス準々決勝が行われ、第4シードで世界ランキング7位の錦織圭(26=日清食品)は同11位のガエル・モンフィス(29=フランス)をフルセットの末に7―6、4―6、7―6で下し、初の4強入り。日本勢96年ぶりのメダル獲得へあと1勝に迫った。

 第1セットは6―6からタイブレークを7―4で制し、第2セットは第1ゲームでいきなりブレークに成功。ところが、すぐにブレークバックを許し、4―5からの第10ゲームは40―0から追いつかれてブレークを許し、4―6で落とした。

 第3セットは互いにサービスゲームをキープする展開。両者譲らず6―6から再びタイブレークに突入し、錦織はモンフィスにマッチポイントを握られてから5ポイント連取で8―6で制した。

 モンフィスには今年4月のマイアミ・オープン準々決勝で対戦し、4―6、6―3、7―6で逆転勝ちしていり、これで対戦成績は3勝0敗となった。錦織は準決勝ではアンディ・マリー(英国)と対戦する。

 過去に日本人選手が五輪テニスでメダルを獲得したのは1920年(大正9)アントワープ大会の男子シングルスと同ダブルスの2種目で銀メダルを獲得した熊谷一弥だけ。数々の歴史を塗り替えてきた錦織が新たな歴史の扉をこじ開けようとしている。

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