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山部 意地の銅メダル! 日本柔道11個目のメダル

[ 2016年8月13日 04:43 ]

<柔道・女子78キロ超級準決勝>オルティス(右)に敗れた山部

リオデジャネイロ五輪第8日・柔道

(8月12日)
 女子78キロ超級に出場した山部佳苗(25=ミキハウス)は準決勝で敗れたものの、3位決定戦でサイト(トルコ)を下して銅メダルを獲得した。これで日本柔道史上最多の11個目のメダルとなった。

 0分23秒、開始早々に大外刈りで技ありを奪うと、そのまま逃げ切り優勢勝ちとなった。

 2回戦から登場した山部はパケニテ(リトアニア)と対戦。残り49秒となったところで大外刈りが決まり一本勝ち。準々決勝はサフェルクルス(オランダ)に体落としで一本勝ちと2試合連続で一本勝ちを収めたが、ロンドン五輪金メダルのオルティス(キューバ)と対戦した準決勝は先に有効を奪われて敗れた。

 「絶対にメダルを持って返るという気持ちだった」と試合にのぞみ、メダルが決まった瞬間は笑顔も見られた。それでも「自分がやってきたことに悔いはないですけど、もっとここ(畳の上)で表現できることがあったと思います」と悔しそうな表情ものぞかせた。

 ◆山部 佳苗(やまべ・かなえ=女子78キロ超級)15年世界選手権3位。全日本女子選手権を3度、全日本選抜体重別選手権を2度制した。世界ランキング12位。得意は払い腰。北海道・旭川大高、山梨学院大出。ミキハウス。1メートル72、108キロ。25歳。北海道出身。

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