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金藤を変えた“金言”「五輪に行こうが行くまいが、思い切りやって」

[ 2016年8月13日 05:30 ]

金メダルを獲得し、涙をぬぐう金藤(AP)
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リオデジャネイロ五輪 競泳女子200メートル平泳ぎ 決勝

(8月11日)
 15年世界選手権直後、加藤コーチは「情けないレースだったから最後もう一年頑張ります」と金藤の所属先に契約更新を依頼した。

 Jakedは加藤氏の教え子の小林智也さんが勤める縁で11年から金藤を支援。既に延長を決めていた小林さんだが、あえて「ちょっと待ってください」と保留した。

 16年は五輪があり選考会は重圧がかかる。弱気でいればロンドンの失敗も繰り返す。「覚悟して臨んでほしい」。その気持ちを伝えたくて小林さんは金藤と対面。「応援してくれる人がいるのに、あんなレースしかできなかった」と涙をこぼす金藤に「五輪に行こうが行くまいが、自分のできるベストのレースを思い切りやってほしい」と言った。金藤が生まれ変わる転機の一つになった。

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2016年8月13日のニュース