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内村、個人総合で28年ぶり金!団体のうっぷん晴らした

[ 2012年8月2日 02:52 ]

男子個人総合決勝 鉄棒の演技を終えガッツポーズの内村航平

ロンドン五輪体操

 万能キングがついに復活!男子個人総合決勝で、内村航平(コナミ)が6種目通じて安定した演技で92・6900点をたたき出し、個人総合では84年ロサンゼルス大会の具志堅幸司以来28年ぶり5人目となる金メダルを獲得した。

 内村は団体総合の予選、決勝と2度失敗があったあん馬からきっちりノーミスでスタートすると、その後もほぼノーミスで16・266をマークした跳馬を始め高得点を連発。左足甲を骨折した山室光史(コナミ)に代わり出場した田中和仁(徳洲会)と1、2位を争いながらお互いに好演技を積み重ねていく。

 5種目めの鉄棒はコールマンを構成から外しながら15・600。最後の床運動は若干着地に失敗したがそれでも15・100点。6種目すべて15点以上と安定感抜群で圧勝した。団体総合は銀メダルに終わり「今まで何をやってきたんだろう」と悔しさをにじませたが、個人総合で完全復活しうっぷんを晴らした。

 田中和も5種目終えた時点で2位につけていたが、団体総合で失敗したあん馬で再び落下し合計89・407点。最後の1種目で逆転を許し、6位に終わった。

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