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岸川は準々決勝完敗「実力差かなりあった」

[ 2012年8月2日 06:00 ]

卓球男子シングルス準々決勝で中国選手に敗れた岸川(右)は試合終了の瞬間、ガックリ

ロンドン五輪卓球男子シングルス準々決勝

 注目の岸川は1日、シングルス準々決勝で第2シードの王皓(中国)に0―4のストレートで敗れ、ベスト4入りを逃した。強烈な回転の掛かった世界ランク4位の相手のボールに苦しみ、4ゲームでそれぞれ4、5、3、5点しか奪えない完敗だった。「実力差がかなりあった」

 02年に15歳でドイツへ卓球留学。仙台育英高卒業後も「強くなるには、ここしかない」とドイツでプロ入り。以来、同国リーグで7年プレーした。北京五輪はシングルスで2回戦敗退。雪辱を期した大会で、日本人男子初の準々決勝まで進んだ。結果については「誇りに思う」と話したが、「対中国を考える前にドイツ、韓国、香港より確実に上に行ってからの話」と現実的な力不足を反省した。

 3日からは団体戦。シングルスで4回戦敗退したエース水谷の調子が微妙なだけに「4年に1度の大会で調子を合わせられたのは大きい。もう一回調子を上げたい」と話す岸川のプレーに期待が集まる。

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2012年8月2日のニュース