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先発予感的中!丸山、勝負パンツは「モチベーション」

[ 2012年8月2日 06:00 ]

<日本・南アフリカ>後半、ゴール前に飛び込む丸山(中央上)

ロンドン五輪 サッカー女子1次リーグF組 日本0-0南アフリカ

(7月31日 カーディフ)
 なでしこジャパンのスーパーサブ・丸山が実に5年5カ月ぶりの先発出場を果たした。丸山がスターティングメンバーに名を連ねるのは07年2月のキプロス杯スコットランド戦以来。しかも親友の安藤と2トップを組む、うれしいおまけ付きの五輪ピッチになった。

 「五輪への思いをぶつけようと思った。エンジン全開でいきましたよ」。言葉通り、健在ぶりを示した。開始2分、ドリブル突破からファーストシュート。前半12分にはゴール前へのクロスで安藤のシュートをお膳立てした。後半21分にも左サイドから安藤へクロスを供給。自身が放ったシュートは1本だったが、ロスタイムに大儀見と交代するまで走り抜いた。

 複雑な事情も理解した上での全力だった。「きょう勝っても決勝トーナメントは一発勝負。結果オーライ。ノリさんは(移動で)体調を崩すことを心配してくれたんだと思う」と指揮官を思いやった。再三のチャンスを決められなかった盟友の安藤についても「いいパスを出したのに何で決めないのと思ったけれど、今は外して良かったかもね」と笑ってまとめた。

 スタメンの予感がしたのか、3戦目にして初めて新しい勝負パンツをはいた。「女の子って見えないところでおしゃれするのがモチベーションだから」。どことなく空気が重かったミックスゾーンでも明るい話題を提供するのはさすが。「次はメダルが懸かっているところで決めないとね」。右膝前十字じん帯損傷からの復活劇は決勝ゴールで飾るつもりだ。

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2012年8月2日のニュース