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「国士舘がつくった最高傑作」といわれた西山「楽しない」柔道でメダル獲得

[ 2012年8月2日 07:35 ]

男子柔道90キロ級で銅メダルを獲得した西山

ロンドン五輪柔道

 男子90キロ級の西山将士(27=新日鉄)が1日、3位決定戦でキリル・デニソフ(ロシア)を延長判定の末に下し、銅メダルを獲得した。

 山内直人・前国士舘大監督が「国士舘がつくった最高傑作」と呼ぶ。切れる技はないが、組み手で相手の良さを殺し、抜群の受けの強さで粘り強く戦う。

 北京五輪後の90キロ級は小野卓志(了徳寺学園職)と西山大希(筑波大)の2人を中心とした強化が進んでいた。だが「一度は諦めて」から大逆襲。昨年11月の講道館杯以降、4大会連続優勝し、大逆転で代表を射止めた。その「楽はしない」柔道は、この日も十分発揮された。

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2012年8月2日のニュース