【弥生賞ディープ記念】トロヴァトーレ G1級の伸び脚 鹿戸師自信「成長感じる」

[ 2024年2月29日 05:30 ]

Wコースで追い切り、力強い走りを見せたトロヴァトーレ(撮影・村上 大輔)
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 中山日曜の皐月賞トライアル「第61回弥生賞ディープインパクト記念」(3着まで優先出走権)の追い切りが28日、東西トレセンで行われた。無傷2連勝のトロヴァトーレは併せ馬で絶好の伸びを披露。レイデオロ産駒のJRA重賞初Vとともにクラシック切符ゲットの期待が膨らむ。栗東ではホープフルS2着のシンエンペラーがラスト重点で鋭伸。矢作厩舎&藤田晋オーナーの同コンビで先週サウジダービーを制したフォーエバーヤングに続くか。

 強豪が集結した“出世重賞”でさえ、通過点にしてしまうのか?新馬→葉牡丹賞で無傷2連勝のトロヴァトーレには、そう思わせるだけの風格がある。Wコースでの最終追い。道中6馬身先行した外のスクルトゥーラ(5歳1勝クラス)に内から迫り、直線半ばで急接近。6F79秒5~1F11秒6の好時計。ゴールで半馬身まで迫り、通過後は一瞬で抜き去った。実戦同様、ギアが上がってからの迫力が凄い。

 見守った鹿戸師は「稽古で走る馬と併せて、1コーナーあたりまでやったし、いい稽古になったと思う。体の方も(美浦に)帰ってきた時が10キロ増で今6キロ増ぐらい。今日の稽古でちょうど良くなると思う」と穏やかに切り出した。

 弥生賞と同舞台の中山芝2000メートルを上手に立ち回って2連勝。当時、騎乗した鞍上の言葉がG1級の逸材を証明している。

 ▽新馬(23年9月18日)
 ルメール「距離はぴったりだし、伸びしろを感じる馬。(父の)レイデオロに似ていますが、父以上に乗りやすさがあります」

 ▽葉牡丹賞(12月2日)
 ビュイック「折り合いはぴったりだし、凄くいい脚。ダービー候補に名乗りを上げる一頭になると思います」 

 葉牡丹賞は直線入り口で狭くなりながら、スペースを見つけて一瞬でこじ開けて突き抜けた。センスは一級品。根性は特上。指揮官は「葉牡丹賞は余裕のある競馬でした。狭い中をいい脚で伸びてくれた。一瞬の脚は凄いものがあるし、能力も凄く高い馬と思う。経験値が少ない分がどうかだけど、強い馬たちに負けない、いいものを持っている」と称賛の言葉を並べた。

 3戦連続、王道の中山2000メートルにエントリー。ダービー、天皇賞・秋を制した偉大な父に、産駒JRA重賞初Vの“ビッグプレゼント”を贈ることができれば、父子G1制覇の夢も膨らむ。同師は「成長も感じますし、中山コースも合います。ここでもやれると思っています」と目を輝かせて、偉大な父の背中も知る再コンビ・ルメールにバトンを渡した。

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