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【京都金杯】ザダル 強襲V!重賞2勝目、松山は史上初の東西金杯3連覇「凄い脚。強かった」

[ 2022年1月6日 05:30 ]

<中京11R・スポニチ賞京都金杯>直線で抜け出し勝利するザダル(左)。右から2頭目が2着のダイワキャグニー
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 22年の中央競馬が5日、開幕した。中京メイン「第60回スポニチ賞京都金杯」はザダルが差し切って重賞2勝目。松山弘平(31)は史上初となる3年連続の金杯ジャックで、この日4勝と開幕ダッシュに成功した。

 金杯男、してやったり。松山がテン乗りのザダルを巧みにエスコートした。スタートで後手に回り、中団よりやや後ろ。インでうまく脚をためた。直線も内めに進路を取り、空いたスペースを鮮やかに抜け出した。昨年エプソムC以来の重賞2勝目。鞍上は一昨年サウンドキアラでこのレースを勝ち、昨年は中山金杯をヒシイグアスでV。新春の縁起重賞を3年連続で制した。会心のレースを振り返る。

 「思ったより後ろになったけど、それでも対応してくれました。しっかり脚をためて、持ち味を引き出せたらと思っていました。凄い脚だったし、強かったです。金杯を勝てて、うれしい。いいスタートを切れたので、もっと頑張っていきたいですね」

 松山は10Rから1→7→6番人気の馬で3連勝、2番人気の1Rを合わせ、この日4勝で開幕ダッシュに成功した。10Rの万葉Sはマカオンドールでイン突きV。大竹師はジョッキーのヘッドワークを称賛した。

 「作戦は前の方で、とのことだったけど、スタートのタイミングが合わなかった。直線はどこから来るのかなと。ひとつ前のレースで内から勝っていたし、内が悪くないというイメージがあったのかな。判断が良かったし、仕掛けてからの瞬発力も良かったですね」

 昨年10月の前走・富士S7着は内枠(2番)がアダになった。それに加えて「馬場が湿っていたこともあったと思う。今回は乾いていましたからね」と説明する。勝ちタイム1分32秒9も優秀。今後は未定ながら、選択肢が広がった。

 「マイルで勝てたことが大きい。どちらかというと2000メートル寄りの1800メートル巧者だと思っていましたから。去年も(このレースで)勝ちたかったので、うれしいですね」

 大竹厩舎は昨年ピースワンパラディで参戦、勝ち馬ケイデンスコールから3/4馬身差の2着。その分もあって喜びはひとしおだった。中央競馬は中2日空けて、週末は3日間開催。松山は9日のシンザン記念でカワキタレブリーとコンビを組む。再び同じ舞台で躍動するのか。最高の滑り出しを決めた男から、目が離せない。

 ◆ザダル 父トーセンラー 母シーザシー(母の父レモンドロップキッド)16年2月12日生まれ 牡6歳 美浦・大竹厩舎所属 馬主・キャロットファーム 生産者・北海道新冠町の新冠橋本牧場 戦績13戦6勝(重賞2勝目) 総獲得賞金1億6996万4000円 馬名の由来は世界一の夕日が見られるクロアチア西部の都市名。

 【京都金杯アラカルト】

 ☆松山 京都金杯は20年(サウンドキアラ)以来2勝目。昨年は中山金杯をヒシイグアスで勝っており、史上初の東西金杯3連覇を達成。JRA重賞は21年チャンピオンズC(テーオーケインズ)以来、通算27勝目。7年連続JRA重賞制覇となった。

 ☆大竹師 京都金杯は3頭目の出走で初勝利。JRA重賞は21年チャレンジC(ソーヴァリアント)以来、通算16勝目。8年連続JRA重賞制覇となった。

 ☆関東馬 12年マイネルラクリマ以来10年ぶりV。関東ワンツーは84年のグレード制導入後では初めて。

 ☆血統 トーセンラー産駒は京都金杯初出走初勝利。JRA重賞はザダルの21年エプソムC以来、通算2勝目。

 《表彰》勝ったザダルの関係者に、スポーツニッポン新聞社・山本泰博取締役大阪本社代表より賞状と記念品が贈られた。

 《売り上げ盛況》スポニチ賞京都金杯は前年比104・1%と売り上げアップ。中山金杯は前年比97・7%とわずかにダウン。22年中央競馬開幕初日は平日にもかかわらず盛り上がりを見せた。

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