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【中山金杯】レッドガラン 重賞初制覇、安田隆師はJRA重賞50勝目 愛弟子・斎藤が決めた

[ 2022年1月6日 05:30 ]

<中山11R・中山金杯>直線鋭く伸び、重賞初制覇を飾った斎藤騎乗のレッドガラン=中央(撮影・西川祐介)
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 22年の中央競馬が5日、開幕した。「第71回中山金杯」はレッドガランが安田隆行師(68)&斎藤新(20)の師弟コンビでうれしい重賞初V。斎藤は一昨年のCBC賞以来、2度目のJRA重賞勝ち。安田隆師は昨年のスポニチ賞京都金杯から2年連続の金杯勝利となった。

 ゴールの瞬間、レッドガランの馬上で斎藤は右手を力強く突き出した。ステッキを握り締めた拳に喜びと師匠への感謝の気持ちがこもっていた。「今まで乗った中で一番具合が良かった。調教も含めてずっと乗せてもらって、結果を残したいと思っていた。何とか一つ、重賞を勝つことができた。苦しい時期も支えてもらった先生と厩舎スタッフに少しだけ恩返しできたと思います」。デビュー4年目。20年CBC賞(ラブカンプー)以来のJRA重賞2勝目だが、所属する安田隆厩舎の管理馬では初の重賞V。師弟でのタイトル獲得の味は格別だった。

 「今日はジョッキーが完璧に乗った」。師匠の安田隆師はまず、愛弟子の好騎乗を称えた。好位5番手をキープして迎えた直線。馬群の切れ目から外へ持ち出す。左から右へと持ち替えたムチで鼓舞。残り100メートルで先頭へ。2着スカーフェイスを2馬身半突き放した。

 これが節目のJRA重賞50勝。ケイデンスコールで制した昨年の京都に続く金杯連覇だが「それよりも所属の騎手で勝てたことがうれしいよ」と表情を崩した。近3戦は惜敗続き。それでも師は「(重賞でも)慣れた騎手で」とオーナーサイドに斎藤とのコンビ継続を申し出た。レース前「勝つ気で乗ってこい」と送り出し、愛弟子は見事に期待に応えた。

 当初はダブル登録の京都金杯が本線だったが賞金不足で除外。やむなく出走した中山で想像以上の完勝劇となった。安田隆師は「距離を克服したことで選択肢が広がった」。今後は未定だが、春は当然、さらなる大舞台が視野に入る。安田隆師は2年後の24年2月に70歳定年を迎える。斎藤は「先生の残り少ない時間の中でG1を勝ちたい。もっと大きな恩返しがしたい」。夢の実現へ。師弟にとって大きな1勝となったのは間違いない。

 ◆レッドガラン 父ロードカナロア 母ダンスオンザルーフ(母の父シンボリクリスエス)15年3月11日生まれ 牡7歳 栗東・安田隆厩舎所属 馬主・東京ホースレーシング 生産者・北海道千歳市の社台ファーム 戦績21戦6勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億6460万9000円 馬名の由来は冠名+優雅に(音楽用語)。優雅にターフを舞う。母名から連想。

 【中山金杯アラカルト】

 ☆斎藤新 中山金杯は初騎乗初勝利。JRA重賞は20年CBC賞(ラブカンプー)以来、通算2勝目。

 ☆安田隆師 中山金杯は初出走初勝利。JRA重賞は21年マイラーズC(ケイデンスコール)以来、通算50勝目。7年連続のJRA重賞勝利となった。

 ☆血統 ロードカナロア産駒は延べ3頭目の出走で中山金杯初勝利。JRA重賞は21年福島記念(パンサラッサ)以来、通算45勝目。

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