【中山金杯】“年男”松岡、ウインで連覇へ 昨年はブライトでV今年はイクシードと!

[ 2020年1月3日 05:30 ]

年男の松岡は正月飾りの前でサムアップポーズ(撮影・郡司 修)
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 20年の中央競馬は5日の東西金杯で幕を開ける。注目は中山金杯でウインイクシード(牡6=鈴木伸)に騎乗する子(ねずみ)年生まれの“年男”松岡正海(35)だ。昨年はこのレースをウインブライトで勝利。その後、コンビで重賞を年間4勝(うち海外G1・2勝)と飛躍につなげた。同じくウインを冠する新たな相棒と連覇へ挑む。

 2日朝、氷点下の美浦トレセンに現れた松岡の周囲に報道陣の輪ができた。84年7月18日生まれ。今年で36歳となる年男は「こうして注目していただける年なので、いいスタートを切れるように頑張りたい」と力強く意気込んだ。

 昨年はウインブライトで勝利した中山金杯。連覇が懸かる今年はウインイクシードで参戦する。ブライトは金杯Vから中山記念→クイーンエリザベス2世C(香港)と重賞3連勝。12月には香港Cを制した。愛馬の飛躍のきっかけとなった正月重賞は、松岡にとっても過去9度騎乗して2勝、2着2回と相性抜群のレースだ。「勝つコツはないけどね(笑い)。金杯は一年で最初の重賞。勝つと本当に気持ちがいいレースなので毎年楽しみ」。お祭り男の血が騒ぐ。

 コンビを組むイクシードは昨年大みそかに追い切り(Wコースで5F68秒7~1F13秒6)を行っており、2日は軽めの運動で調整した。昨夏にオープン入り。秋は福島記念4着→ディセンバーS2着と、あと一歩の競馬が続いた。「精神面はまだまだ。でも、フィジカルが良くなってきた。ハンデ55キロは見込まれたけど相手なりに走れる馬」。これまで12戦で手綱を取った相棒の特徴はつかんでいる。「抜け出してしまうと気を抜くので、かなりの接戦になった方がいい」とV条件を明かした。

 一年の計を占う金杯。実はグレード制が導入された84年以降だけでも年男が12度Vとめっぽう強い。「昨年は香港で2つG1を勝てたが、ケガも多く、自分の技術を全て発揮できたわけではない。今年こその気持ちは強い」。勝負強さが光る仕事人が年始に再びウインの勝負服で存在感を示す。

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2020年1月3日のニュース