【日本ダービー】(6)サートゥルナーリア 令和の怪物2冠へ万全

[ 2019年5月26日 05:30 ]

<日本ダービー>東京競馬場に到着し落ち着いた様子のサートゥルナーリア(撮影・郡司 修)
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 ディープインパクト以来14年ぶり史上7頭目の無敗2冠を狙うサートゥルナーリアは、僚馬ロジャーバローズと共に午後2時43分に東京競馬場に到着。馬運車から降りると落ち着いた様子で堂々と歩を進めた。滝川助手は「渋滞なくスムーズに輸送を終えられた。馬が輸送に慣れているし、前回より今回の道中の方がカイバを食べていた。東京は初めてだったが、何の問題もない」とにっこり。「馬体重は前走(496キロ)と変わらないぐらいになると思うが、中身が違う。馬を見てもらえれば分かると思う」と力強く語った。

 「負けるなら皐月賞かなと思っていた」。今春はダービーを最大目標に定め、始動戦に皐月賞を選択。ヴェロックス、ダノンキングリーとの激戦を勝ち切って、大一番に駒を進めてきた。「前走は休み明けだからかなり負荷をかけた。今回は緩急をつけながら体調を上げていくイメージ。この中間で気合がグッと乗ってきた」と当初の想定通りに状態はさらに上昇。「今回は馬自身にも余裕があるし、精神的に落ち着いている」と叩いた上積みを強調した。テン乗り、初の左回り…。快挙へ向けて克服しなければならない課題はある。「右手前で走るのが好きな馬なので左回りの東京コースは最適。ジョッキー(レーン)もVTRを見てしっかりこの馬について研究してくれている。最大限の力を引き出してくれれば。あとは任せます」。ディープ以来の快挙へ。令和の怪物の態勢は万全だ。

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2019年5月26日のニュース