【富嶽賞】菜七子　東京特別初V!新減量特典なしでも初

東京9Rをマイウェイアムールで勝った藤田菜七子
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　藤田菜七子（21）が東京9R・富嶽賞を3番人気マイウェイアムールで勝利。16年3月のデビュー以来、東京競馬場では初の特別勝ちを飾った。今年の15勝目、JRA通算62勝目。今年3月に女性騎手の新減量制度が導入されてから、減量特典のないレースでの初勝利となった。

　2番手追走から直線は逃げ粘るヒルノサルバドールとの一騎打ち。残り400メートルからの追い比べを3／4馬身差で制した。「馬の状態も良かったし、スタートも決まった。いい位置につけられて、馬の力を信じて追った。最後までしぶとく伸びてくれた」と菜七子。一般戦にはない表彰式で優勝カップを受け取り「うれしいですね」と笑顔を見せた。

　前走は2着惜敗。連続騎乗で結果を出した菜七子に、管理する林師も「完璧に乗ってくれました。もう3キロ減とか関係ないですね」と大喜び。菜七子も「前回乗って馬のことは分かっていた。良さを生かせる競馬をと思っていたが、勝ててよかった」と満足そうに振り返った。菜七子はダービーデーの26日も東京で5鞍に騎乗。12Rの目黒記念はアクションスターで14度目のJRA重賞に挑む。