【日本ダービー】(3)エメラルファイト 石川の愛情仕上げ

[ 2019年5月26日 05:30 ]

土曜朝、美浦トレセンでエメラルファイトの調教を付ける石川
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 午前4時30分、エメラルファイトは角馬場からWコースへ。その背中には石川がいた。しばらく気持ちを落ち着かせるように歩かせた後にキャンターを開始。速めのピッチで駆け抜け、最終調整を無事に終えた。石川は「ここまで何の問題もありません。現時点では馬も落ち着いてくれている」。皐月賞は脚元の不安でパスしただけに、順調な調整ぶりに安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 石川自身は2回目のダービーだが、所属する相沢厩舎の馬で挑むのは初。普段から付きっきりで調教を付ける愛馬で戦う一戦は特別なものになる。「以前はトモや腰が弱かったけど、そこは良くなってきたと思う。後は独特な雰囲気になるダービーでどれだけ普段通りのテンションでいてくれるか」と力を込めた。

 調教を付けた後は、日曜輸送の相棒より一足先に東京へ。土曜は4鞍に騎乗した。「とにかく無事に競馬まで向かってほしいです。(自身の気持ちは)多少は高ぶってきましたね」。関東のホープは勝負師の顔を見せた。

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2019年5月26日のニュース