【10大ニュース】1位 ルメール、武豊超え年間215勝の新記録

[ 2018年12月31日 05:30 ]

28日の中山6R新馬戦をマイヨブランで制し年間最多勝記録となる213勝を達成したルメール=中央(撮影・郡司 修)
Photo By スポニチ

 今年もさまざまな出来事があった中央競馬。大みそかは恒例のスポニチ選定「18年10大ニュース」で、激動の一年を振り返ります。アーモンドアイなど次代を担うスターホースが登場した一方で、例年以上に騎手がクローズアップされた年でもありました。1位は武豊超えで“ジャパニーズドリーム”をかなえたあの騎手です。

 18年は「クリストフ・ルメールの年」と言っても過言ではない。中央競馬オーラス開催だった12月28日、中山6Rをマイヨブランで制し今年の213勝目。武豊が05年にマークしたJRA年間最多勝記録を13年ぶりに更新した。その後も2勝を挙げ、最終的な勝利数を215勝まで伸ばした。

 勝利数はもちろん中身も濃い一年だった。アーモンドアイで牝馬3冠&ジャパンC制覇。年間最多記録となるJRA・G1・8勝をマークした。さらに秋華賞→菊花賞→天皇賞・秋→JBCスプリントと史上初の4週連続G1制覇も達成。年間獲得賞金は46億6023万5000円で、こちらも史上最高額となった。

 今年後半はルメールを含めた外国人騎手が席巻。ルメールの4週連続V後もモレイラ、ビュイック、デムーロ兄弟が次々とタイトルを獲得。秋華賞から朝日杯FSまで10週連続で外国人騎手がG1勝利。11月11日の京都ではC・デムーロ、モレイラ、ルメールの3騎手で1R〜エリザベス女王杯まで11連勝を飾った。

 15年にJRA騎手免許を取得し、フランスから拠点を移したルメールは名実共に日本のトップジョッキーの座に就いた。来年も天下が続くのか。リーディング2位に甘んじたM・デムーロが巻き返すか、割って入る日本人騎手は現れるのか。激しいリーディング争いに期待が高まる。

続きを表示

2018年12月31日のニュース