菜七子 講演が盛況「G1で乗せてもらえるよう頑張っていきたい ダービーを勝つのが夢」

[ 2018年6月21日 19:24 ]

JRA札幌セミナーに講師として師の根本泰宏調教師と一緒にトークショーを行った藤田菜七子(撮影・高橋茂夫)
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 JRAが北海道内の企業経営者向けに行っている「JRA札幌セミナー」(一般非公開)が21日、札幌市内のホテルで行われ、藤田菜七子と師匠の根本康広師が講師として出席。「競馬への思い」というテーマで講演した。会場には100人以上の聴衆が詰めかけ、菜七子人気の高さを改めて見せつけた。

 17日の東京競馬で通算31勝(JRA29勝+地方交流2勝)に到達し、G1騎乗が可能となった菜七子は、シックな黒のスーツで会場入り。序盤は緊張した様子の菜七子だったが、根本師が軽妙なトークで場内を爆笑の渦に包むと、一緒に笑って緊張もほぐれた様子。根本師が厩舎経営者としての持論を語ると、「根本先生は優しく、時に厳しく指導してくださる。心の底から根本厩舎所属でよかったと思います」と感謝の言葉を述べた。

 後半は菜七子自身にテーマが移りデビュー戦や初勝利時の心境を振り返った。31勝を達成してG1騎乗が可能となったことについては「自厩舎の馬で達成するこができて、本当にうれしかった。早く1人の騎手として認められ、G1で乗せてもらえるよう頑張っていきたい。ダービーを勝つのが夢」と話した。先輩ダービー騎手(87年メリーナイス)でもある根本師は「ダービーに乗ることなく引退する騎手も多い。まずは乗ることが第一。そのために精進してほしいね」とエールを送った。

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2018年6月21日のニュース