【宝塚記念】ダイヤモンド乗ってきた ファン投票1位に応える

[ 2018年6月21日 05:30 ]

降りしきる雨の中、クリストフ・ルメール騎手を背に3頭併せでCW坂路で追い切りするサトノダイヤモンド(手前)、クライムメジャー(奥)
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 サトノダイヤモンドが雨の中でひときわ光っていた。CWコースで内クライムメジャー(4歳1000万)、外シロニイ(同)との3頭併せ。先行したシロニイをパス、直線はクライムメジャーと併せる形に。ラスト促されるとひと伸び。6F85秒2〜1F11秒5、首差先着でフィニッシュ。感触を確かめたルメールが切りだす。

 「直線で反応がとても良かったし、フットワークも良かった。(4コーナーで)ハミを取って加速しました。それがいいポイントだったと思います」

 この春は休み明けの金鯱賞3着、続く大阪杯7着ともどかしい着順が続く。それでも、ファン投票1位は復活を待ち望む大きな声の表れだろう。池江師も「ファン投票1位は物凄く光栄。責任を感じます」として言葉を継いだ。

 「馬を真ん中に入れて、後ろの馬につついてもらう形の追い切り。反応も動きも良かった。脚が長く跳びが奇麗なので、できれば良馬場でやりたいですね」

 この中間は短距離色の強い坂路調教を取り入れるなど、調整にスパイスを加えている。トレーナーは「新味を与えるためにやっている。気持ちも乗ってきました」と話す。過去、ファン投票1位の馬はトップ14勝を挙げている。6万3599票の思いを抱いて、1年3カ月ぶりのVゴールを目指す。

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