天皇賞・春を制したレインボー、引退危機…精密検査で全治不明

[ 2018年5月3日 05:30 ]

 4月29日のG1天皇賞・春で、1位入線後に右前肢の異常が判明したレインボーライン(牡5=浅見)が、引退危機にあることが分かった。

 同馬はゴール通過後、右前に違和感を感じた鞍上・岩田がコース上で下馬。当日は競馬場内の診療所で「右前肢ハ行」と診断されていたが、2日に栗東トレセン診療所で精密検査を受けた。同診療所は検査の内容について「球節後面の腱、じん帯の損傷を疑って検査を実施しているところ。確定診断に至っていないので経過観察を続ける」と発表した。全治は不明。

 最近の類似するケースでは16年宝塚記念のドゥラメンテが挙げられる。首差2着で入線しながら、ゴール後にバランスを崩し、鞍上のM・デムーロが下馬。左前肢の複数の腱とじん帯に炎症と内出血が確認された。経過観察の結果、患部の良化は見られず、レースから3日後に「競走能力喪失」の判断が下され、引退に追い込まれた。

 骨には異常がなく、生命の危険がある状態ではないが、腱の断裂など重傷であれば現役続行は難しい見込み。同馬は既に、栗東近郊のノーザンファームしがらきに移動。同牧場で経過が観察される。管理する浅見師は書面を通じ「一生懸命に走って1着でゴールしましたが、結果的に記念写真を一緒に撮ることができませんでした。また、騎手がまたがって走れるように力を合わせてケアをしていきたいと思います」とコメント。愛馬の奇跡の復活を願っている。

 ◆レインボーライン 父ステイゴールド 母レーゲンボーゲン(母の父フレンチデピュティ)牡5歳 栗東・浅見厩舎所属 馬主・三田昌宏氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦歴22戦5勝 総獲得賞金4億5046万6000円。主な勝ち鞍は18年天皇賞・春、阪神大賞典。16年アーリントンC。

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