【船橋・かしわ記念】ドリームV!名手ルメールと課題克服

[ 2018年5月3日 05:30 ]

ルメールを背にかしわ記念を制したゴールドドリーム
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 交流G1「第30回かしわ記念」が2日、船橋競馬場で行われ、ルメール騎乗の2番人気ゴールドドリームが好位から抜け出して勝利。G1・3勝目を挙げた。

 課題のスタートを決めた時点で勝利に近づいた。先行勢に離されることなく道中5番手を確保。4角で先にインカンテーションが仕掛けたが冷静に、その外から自慢の末脚を発揮した。上がり3F37秒0はメンバー最速。逃げ粘るオールブラッシュとインカンテーションをまとめてかわし、追い込むノンコノユメには影をも踏ませずフェブラリーS(2着)の雪辱を果たした。

 昨秋の南部杯はゲートで暴れて大出遅れ。連覇を狙った今年のフェブラリーSも出遅れた。「この馬をよく観察した。気を付けました」と初コンビの鞍上。名手が細心の注意を払い、相棒をVロードに導いた。記念すべき30回目にして初ナイター開催。夕方から雨が落ち始めたが、パドックでも落ち着いていた。「普段は暴れん坊なのが盛岡ではおとなしくて出遅れた。今日もおとなしかったから心配したけど、ゲートを出てくれた。道中も真ん中より前にいたので何とかなると思って見ていた。マイル王の座を取り返せてよかった」と平田師も満面の笑み。

 次走は帝王賞(6月27日、大井)へ。「昨年のチャンピオンズCのような競馬ができれば距離は持つと思う。これからはダート路線の王道へ。マイル王だけでなく真のチャンピオンの座を目指したい」と指揮官は高らかに宣言した。

 ◆ゴールドドリーム 父ゴールドアリュール 母モンヴェール(母の父フレンチデピュティ) 牡5歳 栗東・平田修厩舎 馬主・吉田勝己氏 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績15戦7勝(南関東3戦1勝、海外1戦0勝) 総獲得賞金4億310万6000円。

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