【天皇賞・春】レインボーラインがG1初制覇!悲願達成もゴール後に故障発生

[ 2018年4月29日 15:40 ]

<天皇賞・春>シュヴァルグラン(左から2頭目)との叩き合いを制したレインボーラインがG1初制覇
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 最強ステイヤーを決める伝統の一戦「第157回天皇賞・春」(G1、芝3200メートル)が29日、京都競馬11Rで行われ、岩田康誠騎手騎乗の2番人気レインボーライン(牡5=浅見厩舎)が優勝。10度目の挑戦でG1初勝利を挙げた。

 中団で競馬を進めたレインボーライン。直線では内を突いて、先に抜け出した1番人気シュヴァルグランを差し切った。勝ちタイムは3分16秒2(良)。首差の2着には1番人気シュヴァルグラン、さらに半馬身差の3着には4番人気クリンチャーが入った。

 鞍上の岩田はゴール入線後に下馬。レインボーラインは故障発生のため、ウイニングランはせず、そのまま馬運車に乗せられた。

 勝ったレインボーラインは、父ステイゴールド、母レーゲンボーゲンという血統。10度目の挑戦で悲願のG1初制覇となった。G1初挑戦となったNHKマイルCで12番人気ながら3着と好走。その後も菊花賞2着(9番人気)、天皇賞・秋3着(13番人気)と何度も人気薄で激走し波乱を演出していたが、今回は前哨戦を制し、ファンからの支持を受けての一戦で、見事に人気に応えた。

 鞍上の岩田は15年桜花賞(レッツゴードンキ)以来の中央G1通算25勝目。管理する浅見師は08年桜花賞(レジネッタ)以来10年ぶりの中央G1・5勝目。

 連覇中だった絶対王者キタサンブラックが引退し、出走メンバー中、G1馬はシュヴァルグラン1頭のみ。天皇賞を通算14度(春8勝、秋6勝)制した「平成の盾男」武豊騎手が騎乗停止のため、騎乗予定だった有力馬の1頭・クリンチャーが三浦皇成騎手に乗り替わりになるなど、混迷を極めた一戦でレインボーラインが初のG1タイトルを手にした。

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2018年4月29日のニュース