【天皇賞・春】優勝のレインボーラインは右前肢跛行の診断 浅見師「次に向けてケア」

[ 2018年4月29日 17:51 ]

<京都11R・天皇賞春>レース後、馬運車に乗り込むレインボーライン
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 29日行われた「第157回天皇賞・春」(G1、芝3200メートル)を制した2番人気レインボーライン(牡5=浅見厩舎)が右前肢跛行(はこう)と診断された。同馬はゴール1着入線後、岩田康誠騎手が下馬。馬運車でコースから運ばれていた。

 中団で競馬を進めたレインボーライン。直線では内を突いて、唯一のG1馬シュヴァルグランとの叩き合いを首差制したが、ゴール後に馬の故障に気づいた鞍上の岩田はウイニングランに向かわず、すぐに下馬していた。

 岩田は自身3年ぶりのG1勝利にも「馬の具合が心配」と笑顔はなく、「これだけ距離を走っていますし、痛そうだった。歩様が『あっ』と思ったので下馬しました。馬のことだけを思ってすぐに止めました」と経緯を説明していた。

 診断を受け、同馬を管理する浅見師は「着順は最高でしたが、レース後の馬の状況が状況なので、心苦しいです。次に向けて何とかケアしてあげたいと思います」とコメントした。

 ◆跛行 歩様に異常をきたしている状態。跛行の原因には、骨、腱、関節、筋肉、神経等の異常が考えられる。

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2018年4月29日のニュース