【天皇賞・春】クリンチャー3着 力は出し切った、秋は凱旋門賞挑戦

[ 2018年4月29日 18:16 ]

<天皇賞・春>シュヴァルグラン(左から2頭目)との叩き合いを制したレインボーラインがG1初制覇
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 力は出し切った。騎手、調教師、そして馬自身のG1初制覇がかかったクリンチャーは、折り合い重視で先団の後ろから。前走とは打って変わってスムーズな追走だ。勝負どころで内から差を詰めて直線へ。一瞬は前を捉えるか、のシーンがあったものの、最後は同じ脚いろとなって3着。騎乗停止中の武豊に代わって“代打”を務めた三浦は、納得の表情で振り返った。

 「最初は理想の位置を取れなかったけど、その分、リラックスして走れましたね。あとは馬の気分で。3〜4角は(内に)潜り込みたいと思っていたし、最後は上位2頭に競り負けたけど、いい競馬ができました」

 宮本師にも悔いはなし。「満点に近い乗り方をしてくれたけど、前に2頭いたね」と苦笑いを浮かべた。そしてレース後に今秋のフランス遠征が決定。「大山ヒルズに放牧に出して、武豊君でフォワ賞から凱旋門賞に向かいます」と明言した。同じくノースヒルズグループの所有馬で、13年に凱旋門賞に参戦したキズナと同じくパスカル・バリー厩舎に滞在して、世界の頂を目指す。

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2018年4月29日のニュース