【香港QE2世C】アルアインは5着 積極策も悪癖立て直せず

[ 2018年4月29日 20:00 ]

 香港G1・クイーンエリザベス2世C(芝2000メートル、8頭)が29日、シャティン競馬場で行われた。日本から挑んだアルアイン(牡4=池江)は5着、ダンビュライト(牡4=音無)は7着。ともに前々から積極的に運ぶも直線伸び切れなかった。優勝は地元・香港馬パキスタンスター(セン5=クルーズ)だった。

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 追い切りで見せた気難しさを改善できなかった。アルアインはスタートを決めて3番手へ。「前残りの競馬が続いていたので。作戦通りに運べた」と池江師。逃げた地元の大将格タイムワープを目標に想定通りのポジション。抜群の手応えで直線を迎え、満を持してC・デムーロはGOサイン。必死に手綱をしごくも“ゴネる”悪癖を立て直せず5着。トレーナーは険しい表情で振り返る。

 「直線は馬が走るのを止めようとしていた。肉体的には問題なかったが、メンタルの面が出てしまった」

 昨年の皐月賞で見せた鋭い末脚は鳴りを潜めたまま。初の海外挑戦は消化不良に終わってしまった。「ジョッキーは『ブリンカーを付けた方がいいのでは』と言っていた。能力はある馬なので、調教から見直したい」と池江師。今後は宝塚記念には向かわず秋まで休養。「諦めません。勝つまでは」。トレーナーは香港でのリベンジを誓っていた。

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2018年4月29日のニュース