名ジョッキー、名伯楽…保田隆芳氏が逝く

[ 2009年7月2日 18:32 ]

保田隆芳氏

 戦前、戦後の日本競馬界を代表する騎手、調教師として活躍した保田隆芳氏が1日午後9時21分、病気のため死去した。89歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者のみで行い、後日、しのぶ会が行われる。

 騎手としては日本ダービーを1956年にハクチカラ、61年にハクシヨウで制した。天皇賞では10勝。馬の背の前方に体重をかける米国式モンキー乗りを初めて日本に伝えた。70年から調教師に転身し、G1・3勝のトウショウボーイ、天皇賞・秋を制したメジロアサマなどを育てた。
 騎手として1295勝、調教師として334勝をマーク。日本調教師会の会長も務めた。2004年に野平祐二氏(故人)、福永洋一氏らとともに騎手として日本中央競馬会(JRA)の殿堂入りを果たした。

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2009年7月2日のニュース