種牡馬マテラスカイ急死…10歳、腸捻転 3世代に種付け 産駒に夢を託す「感謝しかないです」

[ 2024年6月17日 15:45 ]

18年7月、武豊騎手を背に日本レコードで第23回プロキオンステークス(G3)を制したマテラスカイ
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 18年プロキオンSと20年クラスターCを制したマテラスカイ(父スペイツタウン)が16日、腸捻転のため社台ホースクリニック(北海道苫小牧市)で息を引き取った。10歳だった。

 15日未明、疝痛を発症。症状が深刻化したため、社台ホースクリニックにて緊急で手術を施したが16日午前7時、帰らぬ馬になった。

 現役時代は栗東・森秀行厩舎に在籍し、通算36戦7勝。18年プロキオンSを逃げ切り、重賞初制覇。勝ち時計1分20秒3(中京、不良馬場)はいまだ更新されていないダート1400メートルのJRAレコードとなっている。海外遠征にも積極的で19年ドバイゴールデンシャヒーン2着の他にも米国、サウジアラビアに遠征。短距離ダートの快速馬として多くのファンに愛された。

 21年米BCスプリント5着を最後に現役を引退し、ブリーダーズ・スタリオン・ステーション(北海道日高町)で種牡馬入り。第2の馬生をスタートさせた。種付け頭数は22年が128頭、23年は134頭で今年は95頭。初年度産駒は来年デビューする。

 現役時代に担当スタッフを務めた高野助手は「僕がトレセンに入って数年の頃にマテラスカイに出合いました。海外遠征など、いろいろな経験をさせてくれました。当時は今ほど海外遠征が当たり前ではなかった時代。(現地では)初めての遠征だった他馬の前を堂々と歩いて心強く、頼もしかったですね。昨年、一昨年と北海道に会いに行って、元気な姿を見ていたので残念です。感謝しかないです」と別れを惜しんだ。

 ▼マテラスカイ 父スペイツタウン 母モスタケレー(母の父ラーイ)14年3月18日生まれ 現役時代は栗東・森秀行厩舎所属 馬主・大野 剛嗣氏 生産者…米国のリンチベイジズ社 戦績…36戦7勝(うち重賞2勝) 総獲得賞金3億3563万6600円

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